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リバージュプロセス|処理性能特長

リバージュプロセスでは、嫌気と好気の繰り返し処理を行います。
その効果として、余剰汚泥を出さない(若しくは少ない)というメリットがありますが、
その他にも、糸状細菌対策、脱窒浮上対策、原水負荷変動対策等を具備している
河川放流対応、省エネ・省コスト、安定運転を可能とするなどの特長を備えています。

リバージュプロセスと活性汚泥法の違い

リバージュプロセスの技術は、曝気槽、固定ろ床槽、ブロワー、ポンプ、スクリーン等と通常の好気性処理法の多くとほぼ同等(但し、汚泥処理設備は不要)ですが、その性能は、活性汚泥法の水処理機能に加えて汚泥の減容化や、安定運転という能力を備えた高い機能性を持った技術です。

5大性能特長


3.負荷変動への対応力

1)生物反応槽の多段構造による「ショックアブソーバー機能」

リバージュプロセスの生物反応槽は、少なくとも6段の独立した多段構造を持っています。その為、通常では大きなトラブルの要因となりうる負荷変動が起こったとしても、複数の生物反応槽に区画することで、深刻なトラブルが沈殿槽に及ぶことを防ぐとともに、各槽ごとに負荷変動を減衰させる作用が働くことで、最終的に充填分離槽(沈殿槽)に排出される処理水の水質を放流基準値内に維持し続けることを可能にしました。 私たちは、この生物反応槽の多段構造が生み出す負荷変動の減衰効果を、「リバージュプロセスのショックアブソーバー機能」と呼んでいます。

2)“好気処理”と“嫌気処理”の相互作用による「安定化」

原水のBOD等の負荷量は均一な状態ではなく、常に負荷の変動があるのが一般的です。 大きな負荷の変動がある場合には通常の活性汚泥は変調をきたす事が多いのですが、リバージュでは下記の様に負荷の調整が自動的に行われるので、活性汚泥法に比較して調整の必要性が少なく、かつ負荷変動に対して大きな対応力があります。

通常の活性汚泥等の好気性処理では負荷が高くなると系内の酸素量が少なくなり、酸素不足傾向になり糸状細菌の発生や処理水悪化等様々なトラブルを起こす可能性があります。 リバージュでは負荷の増加があった場合に、酸素濃度が下がると系内のろ床部分により多くの汚泥が付着して嫌気消化や嫌気処理を行う為に、汚泥濃度の上昇の抑制や処理水のトラブル等を抑える性格があります。 逆に負荷が軽くなった場合には嫌気状況が減って好気性が高くなり、嫌気による汚泥消化が減りますので汚泥濃度の減少が少なくなり、汚泥濃度が一定条件を保つ傾向になります。

リバージュでは上記の様に、固定ろ床での嫌気性汚泥と浮遊汚泥の好気性汚泥でやり取りが有るために負荷の増減に対してより対応力が大きく、処理の安定化につながります。万一、負荷が1ヶ月程度入らない場合でも、嫌気汚泥部から溶解したBODが出て負荷の代わりをするので、水処理が再開した場合でも順調な運転が可能です。

通常の活性汚泥法では数週間負荷が入らないと、BOD資化菌(溶解BODを食べる菌)が減って、捕食菌ばかり増えますので、休止中から処理の再開を始めた時にトラブルが発生する事が多いのはこの理由です。